NFLの世界で長く活躍したジョン・マデン氏が12月28日に死去した。85歳だった。
マデン氏はオークランド・レイダースのヘッドコーチを10シーズン務め、第11回スーパーボウルを制してチーム初の全米王座を獲得。史上最年少の42歳で通算100勝を達成するなど、指導者として卓越した才能をみせた。勝率.759は史上最高勝率(10シーズン以上)。
その後はテレビ解説者として、歯に衣着せぬ痛快な話しぶりが人気となり、さらには現在まで続くゲーム「Madden NFL」シリーズが大ヒットした。NFL殿堂入りも果たしている。
「彼はフットボールそのものだった。誰も『第2のマデン』にはなれないだろう」とNFLのロジャー・グッデル・コミッショナーは追悼の言葉を送った。